★MyHomeの秘密★♪
「勇紀と付き合うっていうのはありえるの?」
「…………ないとは言いきれない、かな……」
あの告白で、心が揺れたのも本当だし。
「問題は、お兄様よねぇ。
あたし的、ちゃんと話した方がいいと思うわよ?
元カノとヨリを戻してるかもしれないけど、そうじゃないかもしれないんだし。
勘違い、してる部分も多少あるんじゃないかな?」
俯くあたしに諭すように言う友利亜。
全部その通りだ…。
「――なにより、栞の気持ちはまだ…お兄様に向いてるんでしょ?」
そこまでは言っていないのに、簡単に見抜かれてしまう。
「でも…“大嫌い”って言っちゃったし……」
今朝も顔を合わすことなく、家を出て来てしまった。