★MyHomeの秘密★♪



その日、せっかく冬兎からメアドを聞いたのに、
凌兄にメェルはしなかった。




これが…いけなかったのかもしれないね。


もしかしたら、違ったかもしれない。





「まだ話し合いしてないの!?」


ポテチをボリボリと食い荒らしながら、友利亜は声を荒げた。


「だってぇ…」


あたしがポテチを取ろうとすると、手がスッと前に出て来て「理由を言いなさい」と邪魔された。


「…そのっ…やっぱいろいろ悩んじゃって……」


「何に?」

少し強い口調で言われ、縮こまるあたし。
ポテチがもう半分もなくなっている。


「…だからその…いいのかなって…」


「何がよ?」


ポテチが物凄いスピードでなくなっていく。
どうかあたしの分も残しといてくれよー…。



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