★MyHomeの秘密★♪



家に帰ってから、一直線に向かった。

もちろん、冬兎と勇紀の部屋へ。



ドアの前で深呼吸をする。

やっぱり…断るのでも緊張するなっ…。


ふぅー…。


コンコンッとドアを叩いた。



…ちょうど勇紀が出て来た。


「冬兎〜!ノックなんかいらねぇっていつも言って…わあ!!」


お化けでもみたように驚かれ、ちょっと…いやかなりの間抜け顔をされた。


わあ!!ってなんだよ!!
仮にも好きな女だろーがコラッ!!


あたしが機嫌悪そうに眉を歪めていると、
「…あ!いや!その…冬兎だと思ったからさッ!」と言い訳をしてきた。


ポリポリと頭をかいて困った様子を浮かべる勇紀。

しょーがないから許してあげよう。



「…勇紀に話しに話があるの」


そういうと、さっきの困った顔から驚いたような顔をして…真剣な顔、
それからいつもの顔に戻った。



「…おおっ!」



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