★MyHomeの秘密★♪





なんとしてでも乗せてもらう為、

あたしはもうこうなったら自転車の目の前に仁王立ちしてやる!!

と思いながら玄関のドアに手をかけようとした……




………………ら。



頭を押さえられ、前に進めなくさせられた。





「ちょっとお母さんっ!!まだ遅刻したわけじゃないんっ……わっ!!」



後ろを向いてあたしの行く手を邪魔するお母さんに(決め付け)、文句を言おうと振り向くと、


車のキーが飛んで来て…それを慌ててキャッチする。




「……誰がお母さんだよ。
遅刻?んなもんわかってるつーの。それ、持ってろ」


凌兄は靴を履きながら顔をあげて言う。



「…う、うんっ」


まだ驚きが抜けなくて、噛んでしまう。



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