★MyHomeの秘密★♪
車のキーを渡して、外に出て自分の車に乗り込もうとする凌兄。
ねぇ、これってもしかして……
「凌兄送ってってくれるの………?」
心臓が期待してドクンドクンと鳴り出す。
「それ以外、他に何かに見えのかよ?」
ふるふると、首を横に振る。
「ならさっさと乗れ。
マヂで遅刻すんぞ?
母さんのアレ
喰らいたいのか?」
あたし達兄弟は雛以外、全員一度は喰らっている。
……お母さんのパンチを。
あれはなんとも言えない強烈さ…。
「絶ー対、嫌ッ!!」
あたしがそういうと、凌兄が少し笑った気がした。