★MyHomeの秘密★♪
あ!ここでいいっ!
と言って、勝手にさっさと降りて、ドアを閉める。
なんか聞かれても困るし。
「どういう意味だよ?」
窓を開けて、眉間に皺を寄せながら聞いてくる。
クソウ…その顔もイケテるなんて反則でしょうよ?
顔がほてってくのがわかる。
やばい…顔赤いのバレる。
顔を思わず逸らしたくなるけど、これだけはちゃんと目を見て言いたい…。
「凌兄!送ってくれてありがとうっ!じゃね!!」
言った瞬間、学校へと駆け出した。
凌兄に呼ばれたような気もしたけど、絶対止まらない。
だって遅刻しちゃうし…!
……こんな真っ赤な顔見せられる訳がない…。
ハァハァ…、教室の前で息を吸ったり吐いたり。
なんとか鐘が鳴る前につけた。
遅刻を免れた……。
ぐったりしながら、席にふらふらと着く。
日頃の運動不足を、こういう時実感する。