★MyHomeの秘密★♪
校門を自転車に乗ったまま、勢いよく突っ走って…
…先生に追い掛けられてる。
馬鹿…。
「あちゃ〜。馬鹿だね、勇紀」
あ……、
そういえば今日朝練だったのに、行けなかったけど大丈夫なのかな?
監督さんに怒られたりとかしないのかな…?
うーん…
あたしはまったく悪くない。
遅れたのは勇紀が馬鹿なだけ。
…でもぉ…
後で教室に様子見にいこっかなぁ……。
「う〜ん…」
他のクラスって気まずいなぁ。
しかも勇紀のクラスって知り合いあんましいないしなぁ……
「栞ちゃん?」
「梓くん!」
ちょうど良かった〜!
「勇紀いる?」
「勇紀?うん、いると思うよ」
そういって勇紀を呼んでくれた。
「ありがとう♪」
梓くんは勇紀と同じサッカー部で、勇紀とは多分仲が良くて、そんで頭がいい!学年1番!
なんで勇紀と友達なのか、不思議なくらい。