★MyHomeの秘密★♪





「教えたのか?
スリーサイズとか」





ゴンッと窓に頭をぶつけた。


痛ー!!と思いながらも、
勢いよく凌兄の方を向いたら、

吹き出して笑っていた。



「し、知らないしっっ!!」


そんなの知ってるわけないでしょ!!!!!(恥&怒)





「……お、教えてないよっ。あんまりしつこいからずっと逃げてたのー!」


あの時のあたしの大変さを、味わわせてあげたいよ、まったく。


あの頃はただ…しつこいから逃げてるだけだと思ってたんだけど、
きっとどっかで凌兄のこと、たいして知りもしない子に教えたくないって思ってたんだろうな…。




ポンッ、と置かれる。

その手にびっくりして顔を上にあげた。



意地悪そうな顔と笑み、
だけど目だけは優しい…。



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