★MyHomeの秘密★♪
「私の名前、まだだったわよね?
私は五十嵐里夏っていうの」
やっぱり、ひだまりのような名前だった…。
妙にしっくり来るその名前は、なんだか忘れられそうにない。
「…栞です」
「苗字は凌と同じよね?」
とてつもない嫌悪感を覚えた。
「……はい」
どうしてだろう。
今までだって同じようなことは、幾度もあったのに。
「本当は、遊園地で会った時から話してみたいと思ってたのよね〜」
にこにこしながら、彼女はそういい出した。
「…そうなんですか」
ここで話すんだ。
まあでも、
家には招きたくないので
ちょうどいい。