★MyHomeの秘密★♪
「喉渇いた〜」
あれからずっと自分の部屋に閉じこもって、
お風呂も凌兄に会わないように、窺いながら入った。
いつもお風呂から出たら水分取るのに、取らなかったし。
この時間じゃ、みんな寝てるよねー…。
リビングに行って台所の水道の水を注ぐ。
めんどくさいから、これでいいや…。
ぐびぐび喉に流し込んだら、すっきりした。
もう一杯〜!!
「栞…?」
コップを口につけた瞬間、反射的に手の動きが止まった。
恐る恐る窺うと、
「…凌兄……」
やっぱり凌兄だった。
なんで?
凌兄が来たんだろう。
運、悪すぎだよ…。