★MyHomeの秘密★♪



「い、いいでしょ!今日はなんかオシャレしたい気分だったの!!」



中に可愛いキャミを来て、上は薄い水色のGジャンを羽織り、下はフリフリの白いスカート。


ただそこらへん行くのには、気合いが入りすぎている。



「ふ〜ん」


凌兄は上から下まで、じっくり観察してくる。
それが何故か堪らなく恥ずかしい…。顔が照っていくのがわかる。



「と、とにかく行ってくるから!!」


あたしは逃げるようにして、慌てて玄関を開ける。



「おいっ、栞」


凌兄があたしを呼んだ。
ビクッとしながら、振り返る。




「気をつけろよ」


そう言って、凌兄は長い足でスタスタと階段を上っていった。



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