★MyHomeの秘密★♪




顔をあげて、歯をイーってして笑ってやった。


「…あいつ!ふざけやがって…っ!」


凌兄の反応が面白くて、あたしは爆笑した。



今日はなんだか、凌兄が愛おしくって仕方ない。


どうしてだろう?


「笑ってんじゃねぇよ!」


頭を叩かれた。
なにげちょっと痛いんですけどっ!


頭を摩りながら口を尖んがらせてた。



凌兄はいつ、あたしを好きになったんだろう…。



「ねぇ、一目惚れってなに?」


さっき、気になってずっと引っ掛かってたこと。



「………」


あれ?返答なし?

どーしたのかと、凌兄の顔を覗き込んだ。


え…?

意外なことに、その顔は…少し赤かった……。


それを恥ずかしそうに隠す。



「………たろ?」


「え?」

「俺らが初めて逢った日あったろ?」


「…うん」




< 555 / 587 >

この作品をシェア

pagetop