★MyHomeの秘密★♪
顔をあげて、歯をイーってして笑ってやった。
「…あいつ!ふざけやがって…っ!」
凌兄の反応が面白くて、あたしは爆笑した。
今日はなんだか、凌兄が愛おしくって仕方ない。
どうしてだろう?
「笑ってんじゃねぇよ!」
頭を叩かれた。
なにげちょっと痛いんですけどっ!
頭を摩りながら口を尖んがらせてた。
凌兄はいつ、あたしを好きになったんだろう…。
「ねぇ、一目惚れってなに?」
さっき、気になってずっと引っ掛かってたこと。
「………」
あれ?返答なし?
どーしたのかと、凌兄の顔を覗き込んだ。
え…?
意外なことに、その顔は…少し赤かった……。
それを恥ずかしそうに隠す。
「………たろ?」
「え?」
「俺らが初めて逢った日あったろ?」
「…うん」