★MyHomeの秘密★♪




「てか、ぶっちゃけ羨ましいわよ!コンチキショー!この幸せ者がっ!!」


友利亜はあたしに肘突きを喰らった。


友利亜さん…ちょっと本気じゃありません?



「あたしが代わりたいわっ!!」


「それは駄目〜!!」


「このやろ〜!ニヤつきすぎだし〜!」



そう言って、あたしの両頬がぐにーって横に引っ張られる。




「おめでとっ♪」


引っ張られながら、ちょっぴり悔しげに友利亜が言った。



「ありがとう♪」


友利亜には色々と助けてもらった。いっつも励ましてもらった。

今、こうなれたのも友利亜のおかげ。




「栞は幸せでいいな〜。あたしも幸せになりたーい!」


机にぐったり俯せになる。



「今度はあたしが協力するよ♪」


そうあたしが言ったら、今度は勢いよく顔をあげた。



「ほんとっ!?じゃあ冬兎くん貸して!!」


「それは駄目。」



ぶーぶーとブーイングを寄越されたけど、完全無視。


冬兎は一切、貸し出しは行いません!




< 559 / 587 >

この作品をシェア

pagetop