★MyHomeの秘密★♪
今日は帰りに、友利亜がお祝いしてくれることになった。
とゆーわけで、ケーキバイキング♪
「…栞、あれ」
ウキウキで歩くあたしの横の友利亜が、校門の方を見ながら呟く。
「ん?」
あたしもそっちを見た。
「凌兄!?」
そういえばさっきからキャーキャーうるさいな、とは思っていたけど…凌兄だったとは…。
あたしはびっくりして、ぼけっとしていた。
一人の女の子が、凌兄に近付く。
「…あのっ!ここで初めて見たとき一目惚れしました!好きです!付き合って下さい!!」
嘘…
凌兄がモテるのは嫌なくらい知ってるけど、告白されるところを目の前で見たのは初めてだ。
こんなに嫌なもんなんだ…
こんなに不安になるんだ…
馬鹿みたいに取られちゃうかも…って思っちゃう。
だって、今凌兄に告白した子…すっごい可愛いもん。あたしなんかよりずっと。