★MyHomeの秘密★♪
「んな、怒んなよ」
「凌兄はあたしがどんな目に合うか分かってないっ!」
「いいじゃねぇか、正直に答えりゃ」
「そんなことしたら殺される〜!!」
「…まあまあ栞落ち着いて」
凌兄の車の中。
あたしは助手席ではなく、後ろに座ってる。
友利亜がいるから。
といいつつ、さっきのに怒ってるからが正しい。
「ゔぅ〜だいたい凌兄!!大学生のくせに高校の校門の前に堂々といて恥ずかしくないのっ!?」
「…そっからかよ…」
呆れた声を出す凌兄。
あたしだって、別にこんなことを言いたいわけじゃない。
「お兄様、送っていただいてありがとうございました!お2人のお邪魔しちゃってすいませんっ」
「別に気にしないでいいよ。乗ってって誘ったのはこっちだし」
凌兄のいい人スマイル。
あたしには、絶対見せないスマイル。
凌兄が笑顔ってちょっと気持ち悪い。