★MyHomeの秘密★♪




「…うちの兄貴、めちゃくちゃシスコンなんすよ〜!!」


「あの人が?なんか意外だなぁ」



「そうっすよね〜!でも家じゃ…」


「先輩っ!!今日家でイベントがあるんですっ!!とっても大事な用なんですっ!!だから勇紀もう終わりでいいですかっ!?」


あたしは先輩に詰め寄った。

そりゃもう、必死に。



「お…おう」


「ありがとうございます!!」



勇紀がこれ以上何か喋り出す前に、勇紀を部室まで引っ張って来た。





「あんたねぇ!バレたらどーすんのよぉ!」


「んな簡単にバレねぇって♪」



わかんないじゃないっ!

この単純馬鹿っっ!!


「もういいっ!あたし、冬兎迎えに行くからあんた着替えて校門で待っててよ」



「へ〜い!」とか言ってまだニヤつく勇紀を信用するのは大変危険だけど、

とりあえず冬兎のところに行こう!そして癒されよう!!





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