★MyHomeの秘密★♪
まあそんな勇紀は放っておいて、歩き出す。
「はっ!?シカトっ!?」
そう言いながら勇紀も追いかけてきて、3人で歩く。
3人で帰るのなんて久々かもしれない。
なんか変な感じ〜。
「ちょうど1年前だね…」
冬兎がそう言った。
…きっとあたしの誕生日のことを言ってる。
あれが全ての始まり。
「…うん」
3人が婚約者だと言われた日。
「ハッ、お前家出するとか言ってたよな」
「それは〜っ!」
だって3人のうち、誰か一人を選ぶなんてあの頃は…ありえないと思ってたから…。
本当に、家出する気満々で、荷造りまでしてたしね。