★MyHomeの秘密★♪
「友利亜ちゃんに聞いたんだって!」
あたしの心を察したのか、雛が言った。
そっか…友利亜が……。
あの後勇紀に電話してくれたんだ…
お礼言わなきゃっ。ホント感謝だ。
「雛もありがとー★!」
こんなに心配してくれて♪
お姉ちゃんとして嬉しいぞっ★
ドタドタドタと、階段を降りてくる音がした。
そいつは降りてきて、あたしを見るなり立ち止まった。
「生きてた……」
思わずこけそうになる。
あたしはドコに行ったんだッ!!
「勇紀あんたねえっ!」
人を勝手に殺すなっっ!!
「栞っ、良かった。無事だったんだ」
勇紀に殴り掛かろうとした瞬間、その声が聞こえてピタッとやめた。