★MyHomeの秘密★♪
「冬兎っ♪」
あたしはコロッと態度を変えて冬兎に抱き着く。
「心配してたんだよ。大丈夫だったの?」
可愛い瞳をして聞いてくる。
「大丈ー夫♪」
ものすごーく不本意だけど、凌兄が助けてくれたし!
でも……あの時の凌兄は、ちょっとかっこよかった……。
『栞!!』
声のする方を向くと、暑苦しい奴が立っていた。
『お父さんも心配してたんだぞぉぉお!』
スカッ
「雛〜!あたしもお腹空いた〜!なんかちょーだーい♪」
あたしは上手い具合にお父さんを避けて、リビングに入った。