steplock
ライナ「んー、じゃあ時間あるなら眠気覚ましにさ歌ってよ」

「何時ものことだが、本当に唐突にものを言うよな…」

そう、こいつは言うことなすこと全てが何時も唐突だ、別に歌うことは嫌いではないけれど毎回こうも唐突だと驚いてしまう

「で、なに歌うんだ?」

ライナ「んー…ハジメテノオトかな」

「あー…はいはい」

クシャ、と髪を掴んでは、すぅ、と小さく息を吸い込むハジメテノオトは覚えたばかりだから歌えるかどうか、わからないけれどとだけ伝えた

「ハジメテノオトはなんでしたか___」

……。

歌い終えると妙な静けさが走った、そしてすぐにライナの拍手が聞こえた

ライナ「うん、やっぱりルキの歌声いいよ、なんて言うか惹かれるよね」

そう言うと瞑っていた琥珀色の瞳をゆっくり開いた、

それと同時に鳴りだすチャイムに焦るとカバンを取り2人で教室まで走った
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