Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
「そうだねっ!!!」
「うんっ!!!」
…何か大事な事を忘れてるような気がしていた。
あっ!!!慶太と真央のこと!!
聞かなきゃ聞かなきゃっ♪
でも、あの時の真央の表情から考えて何か…重いなぁ…。
聞いちゃっても大丈夫なのかな?
私はそんなことを考えながら、真央に視線を戻すと相変わらずの優しい微笑みで歩いていた。
そんな私の視線に気づいたのか、真央は、ん?何?って表情をしていた。
「ねぇ~…さっきの続きなんだけど…。」
「さっきって?」
「真央と慶太のことっ!!」
「…あぁ~…。」
真央の声のトーンが急に下がった。
やっぱり何かあったんだって私は確信した。
「いやならいいんだよ?」
「いや…未来には言わなきゃいけないって思ってたんだけどね…」
「うん…。」