Basket Ball Club〜ずっと大好き〜



「何かあったの?」

私がそう問いかけると何かを考え込むように真央が黙り込んだ。


「真央…?大丈夫?」

「…。」

真央はまだ何かを考え込んでいるのか黙り続けたままだ。

私は正直沈黙が嫌い。


重っ苦しい空気を吸うだけで息が詰まってくるから。

だから私は真央?真央?って問い続けた。


数分すると真央は、すぅーと深呼吸をしたかと思うと、重い口を静かに開いて語りだした。


「未来…先に謝っとく。ごめんね?」

「え?どうしたの?」

「実は…さぁ…」

真央はそう切り出し話を続けた。


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