Basket Ball Club〜ずっと大好き〜


「そうなんですかっ!!ってか、何でここにいるんですか?」

「あ〜…休憩でブラブラしてたらたまたまお前が通ったってだけ。」

先輩はそう言うと頭をポリポリかいていた。


その時、ヴゥーヴゥー…と私の携帯がポケットの中で揺れる。

私が携帯を取り出して見ていると、


「なぁ…アド教えて?」

そう言いながら先輩は携帯を取り出した。

「はっ!?」

私は勢いあまって思わず怒った感じに言ってしまった。


「あ、無理?ってかさぁ、お前付き合ってるやつとかいんの?」

「…え?…いませんけど…。」

「そっかぁ!」

先輩はなぜか笑顔になった。


先輩…なんでそんなに笑顔になるんですか?

何で私に期待させるようなことをするんですか?

私があなたのこと好きって知ってますか?

こんなことばっかり言われたら、私の心臓が張り裂けそうって知っていますか?

あなたがこんな近い場所にいたなんて…。


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