Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
1分も経たずに先輩から返事が来た。
“いきなりアドとか聞いちゃってごめんな?あと、俺、敬語とか堅いの苦手やからタメ口でいいよ!”
タメ…?先輩とタメ口で会話ー!?
ありえねぇえー!!!!
グググッ…
思わず私は手に力が入る。
“え!?あ…いや、先輩は先輩なんで敬語が使いたいです。だめ…ですか?”
心からそんなことを思っていた訳じゃない。
本当は敬語なんて使わずにタメで話したいと思っていた…。
でも…不安があった。
もしあの夢って先輩の耳に入ったら…今度はもっとひどいことをされるかもしれないというのがわかっていたから…。
ヴゥーヴゥー
私の不安をよそに携帯はまた動く。