Basket Ball Club〜ずっと大好き〜


「はぁ~…」

私は思わずため息をついてしまった…。


先輩とメールができたことはすっごく幸せなこと。

でも、今の私の中には不安の方が大きかった。


“俺がタメで話してってお願いしても、敬語の方がいい?”

ー…何でタメにこだわるんだろう?

でも先輩がわざわざお願いするのに断る訳にもいかないしなぁ…。


私の心はまさに、私の天使と悪魔が戦っているみたいだ。

ん~…返信に困った。何て送ろう?


だって普通に学校で話している所を見られたら一生の終わりだ。

むしろ秀二先輩の周りには数知れぬ人数の女子がやばい。


そんな中で後輩の私とタメで会話なんてっ!!!?

想像しただけで頭がおかしくなりそうだ。


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