Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
もちろん最初は俺も否定したよ。
でも、慶太には嘘をつけなかったみたいだった。
「先輩見てたらわかるっすよ?先輩の目線の先っていつも同じ人だったから。」
慶太のニヤニヤした表情にイラっともした。
でも、後輩が見抜いてしまうほど俺は態度に出てたって事だろ?
あ~…俺って本当情けねぇ…。
まぁ、見抜かれた相手が慶太だったからよかったんだけどな。
俺はこれ以上否定はできないって思って慶太には素直に話した。
そしたら慶太…あいつの家、教えてくれたんだぜ?
「真央の近所っすよ♪」
ってめちゃくちゃ何か企んでるような笑顔で。
だから俺は探してしまったんだ…家を。
よく考えれば完璧ストーカーだなぁ…。
でもっ!!好きな気持ち抑えるとかそんな器用なこと、俺にはできねぇしっ!!
突っ走るしかねぇだろっ!!
って開き直っちまって…。