Basket Ball Club〜ずっと大好き〜


だからもっと近づきたい!!って思ってしまって…

この近くのコンビニで働くことにした。


そんな理由でバイトするなんて、らしくねぇんだけどな…。

今までの俺は自分から告白して付き合うってパターンを経験したことねぇから。


でも今回の件は本気で俺が心から惚れた女だって思った!!

ってか、確信したんだっ!!だから俺は絶対付き合ってみせるっ!!

なんて心に誓ってしまった。



そんなことを考えていると…


ドクドクドクドクッ…

俺の心臓はさっきよりも早いテンポで時間を刻む。


俺の視界に移ったのは…あいつ。

何かを考えているのか眉間にシワを寄せて険しい顔をしていた。


俺は後ろから声をかける。

目を見開いて驚いている表情をしていた。


俺の姿を確認しているのか何度も何度も目を擦っては俺を見て…を何度も繰り返していた。

ぷぷっ。かわいいやつ。

俺は心の中で笑ってしまった。


俺がこいつの目を見ると…だんだん顔赤くなっていっていた。


え?もしかして…俺のこと?


…ちょ、待て俺!!妄想にも限度があんだろっ!?



< 119 / 216 >

この作品をシェア

pagetop