Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
すぐに返事は返ってきた。
“わかった。用事はまた今度でいいやっ!!何か不安げな顔してたけど何かあったか?”
先輩は優しい。
私の表情1つも見逃さずに見てたなんて…。
確かに私は夢先輩を見つけて眉間にシワを寄せてしまったから…。
“いや…急用思い出しちゃったんですよっ!!ごめんなさいっ!!”
私は思いついた嘘をついた。
本当は先輩の元にいきたかったけど、そんなことしてたら今度は前よりも激しいことをされるから…。
“そっか。何かあったら聞くからな?”
先輩は涙が出るほど私に優しくしてくれる。
私に…?いや、みんなにかもしれないけど、今の私には私だけっていうのがほしかった。
“本当に大丈夫ですっ!!”
私はそれだけを書いて送った。
この後、私が予想していたことが現実となった。