Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
「未来~!!!」
あの後すぐにまた同じ友達から呼ばれた。
「今度はなにー?」
って言いながら私は近づいて行った。
でもさっきとは明らかに友達の表情は険しくなっていた。
あ…!って思ったときにはもう遅かった。
私は夢先輩に腕を引っ張られて屋上へ連れて行かれていた。
1段1段…とコツコツ音を立てながら階段を上がっていく。
「ちょっ!!何ですかっ!?」
私は状況が掴めないまま質問した。
「話があんだよっ!!とにかくついてこいっ!!」
先輩の表情は見えない。
でも確実に笑ってはいないことがわかる。
それにだいたい言われる事がわかっていた。