Basket Ball Club〜ずっと大好き〜

私は屋上に着く途端、先輩に背中を激しく押されていた。


｢おいっ!!何でお前の教室に秀二が行く訳!？｣

先輩は眉間にシワを寄せて怒鳴るようにいってきた。

｢そんなこと言われても知りません!!｣

｢最近秀二が変なんだよっ!!｣

｢変…？何があったんですか？｣

｢何か…最近よく笑うようになったって言うか…ってかそんなことお前には関係ねぇんだよっ!!｣

｢はぁ…ですよね。でも笑うようになったっていいことじゃないですかっ!!｣

｢そりゃそうだけど…お前と秀二何かあったのか？｣

｢何もないですけど…？｣

｢お前…頼むから秀二に近づかないでくれねぇか？｣

｢どうしてですか？先輩は秀二先輩好きなんですか？｣

素直に聞いてみる事にした。

多分…結果は聞かなくてもわかっていたけど、本当のことを聞いてみないと自分の気持ちがモヤモヤしてるままだから…。