Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
【運命!?】
「ごめんっ真央っ!!」
「未来…?どうしたの?大丈夫?何があった?」
真央の発言すべてにハテナがついている。
質問攻めだ。
「うん、大丈夫。先輩に正々堂々勝負しましょう!!って言ってきた。実際、そんな自信どこにもないんだけどね。」
私は苦笑いしながら真央にそう言った。
「えっ!?未来、すごいんだけど…」
「はははっ!!そんなことないよ!秀二先輩のこと本当に大好きだから…頑張ってみないとわかんないしね…」
「未来、強いねっ!!本当に尊敬しちゃうっ!!」
真央は笑顔でそう言った。
正直さっきまで本当に不安でいっぱいだったから、真央の笑顔を見て安心した。
ヴゥーヴゥー…
私のポケットの中で携帯が動く。
画面を開いて見てみると、“秀二先輩”の文字。
今回はメールじゃなくて、電話だった。