Basket Ball Club〜ずっと大好き〜



「えっ!?あ、ごめん。」

私は慌てて真央にそう言った。


「大丈夫?誰だったの?」

真央の表情が曇っていた。


「大丈夫だよ!ごめんね。電話は先輩からだった。」

「何て?」

「んー?部活来るかって。」

「それだけっ!?」

「みたいだねぇ!!」

私は、はははって笑い飛ばした。


そしたら真央も、そっかって言いながら笑い飛ばした。


「じゃあ、未来!!部活行こう!!」

「うんっ!!」

私たちは荷物をまとめて部活に向かった。


教室から出た途端、外から誰かがこっちを見てるのが視界に入った。


誰だろう?って一瞬思ったけど、よく見たら夢先輩だった。

こっちを睨んだ感じ…。


そりゃぁ、後輩にあんな事言われたらいい気持ちはしないからなぁ…。


でも私は後悔はしていなかった。

どんな辛い仕打ちを受けても立ち向かうつもりだったから。



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