Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
「はぁ~…」
私は真央の姿が視界から消えると思わず、ため息が漏れてしまった。
あ~ぁ…って、ため息をしたことに対して反省していると…
「どした?」
って後ろから聞き覚えのある声。
はっ!?っと思って後ろを見ると、そこに立っていたのは秀二先輩。
「えっ!?」
私は思わず張った声で反応する。
「さっきの…ため息。どした?」
「んー…とまぁ…大丈夫です!」
「そっか。ならいいけど。」
「先輩、帰らないんですか?」
時計を確認すると18時過ぎ。
「ん~…まぁこれから用事があんだよなぁ。」
「そう…ですか。では、また明日。」
私は気にはなったが、何をするのか?なんて私が聞いたら不自然だから精一杯気になってないフリをした。
「おぅ。なら、またな。気をつけて帰れよ!!」
「はい。」
そう言って秀二先輩とは分かれた。