Basket Ball Club〜ずっと大好き〜



「あっ!!」

「えっ!?」

真央がいきなり大きな声を出して何かを思い出したみたいな表情をしていたから、びっくりした。


「未来、最近何を悩んでるの?」

「え?あぁー…真央、聞いてくれる?」

「当たり前じゃんっ!!どうしたの?」

私たちは食べることを忘れて真剣な話をしていた。


「真央が前に慶太とデートするって言って私が1人で帰った日あるでしょ?」

「うん…」

「あの日ね…」

私は言いかけた、でもこの時私の目から涙が流れていた。


「えっ!?未来、どうしたのっ!!!」

真央はいきなりのことで驚きを隠せない表情だ。


「…うっう…ぅ…ごめん、」

「どうしたの!?何か辛いことあったの?思い出させてごめんね。」

「…うぅん、真央には話さなきゃって思ってたから。」

私は頑張って涙を止めようとするけど、ずっと流れる涙。


数分してやっと涙が止まった。


「大丈夫?話せる?無理しなくていいよ?」

「うん、大丈夫。もう数分待っててもらえる?」

「わかった、ゆっくりね。」

「ありがとう。」

私はそう言ってお茶を口にする。


数分すると、少しは落ち着いた…。

真央に話すって決めたんだから、私しっかり!!!




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