Basket Ball Club〜ずっと大好き〜


“~♪~♪~♪”

昼休み終了のチャイムが鳴り響く。


「あっ!!!昼休み終わった!!急いで戻ろう未来っ!!」

「うんっ!!!」

私たちは弁当を包み急いで階段を駆け下りる。


「お~い!!廊下は走るなっ!!」

体育の先生が私たちに向かって怒鳴る。


「は~いっ!!」

私たちは声を揃えてそれに答えるけど、速度は落とさないままだ。


「はぁはぁはぁ…」

歩いていても間に合う距離なのに、異様に遅れる感じがして走ってきてしまった。


教室の中はみんな友達と弾む会話をしながらバラバラに座っている。



「真央ー…本当にありがとね。」

私はまだゼェーゼェーなりながら真央に改めてお礼を言う。


真央はそれに対して優しく、またいつでも頼ってね、って言ってくれた。


真央はいつも優しくて、頼りになる。

私は真央のために何かしたことってあったかな…?


真央のためにしてあげたこと…?

…今考えたら何もしてあげたことないかも…。


私ばっかり頼ってちゃだめじゃん…。


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