Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
私はゆっくりその人の顔を見た。
「………………。」
「ん?どした?」
「…っ!!!?」
「はははっ!!お前、相変わらず反応おもれぇー!!」
誰かと思った…。
私の心臓はまたたくまにうるさく音を立て始める。
ー…秀二先輩?何で?
私は確実に頭が混乱していた。
それと同時に込み上げてくる別の感情…。
それはー…“悲しみ”
先輩…何でこんなことするの?
先輩は好きな人が出来たんですよね?
好きでもない私のこと、どうして手を引っ張ったりするんですか?
私はその度に…触れた所がだんだん熱くなってきて、おかしくなるんですよ?
私は…もっともっともっと…あなたを好きになってしまう。
あなたが何気ない無邪気な笑顔を見せるたびに、私はすごく胸が締め付けられる。
きゅーってなって、ドキドキがどんどんうるさくなる…。