Basket Ball Club〜ずっと大好き〜



私と先輩の唇が重なっていた…。

え…?今、何してる?


私の頭は混乱しすぎて何も理解できない状況になっていた。


ゆっくり唇が離れた時…先輩が思いもよらない一言を口にした。


「ー…好きだ。」

先輩は私の目を見てそう言ってくれた。


は…?い…今、なんて?

好き…って言った?


「えっ!?えっえ…!?今、な…なんて?」

私は明らかに混乱している返事をしてしまった…。


「だからっ!!好きだっ!!」

さっきとは全く違って、先輩は強調して言ってくれた。


好き…?誰が?誰に?

先輩が?誰に?…私にっ!?


えぇええぇえええぇええ!!!!

私の頭はもうついていけていない…。


先輩は上目遣いをしながら「…返事は?」って言ってきた。


「…………。」

それでも黙っている私。


< 200 / 216 >

この作品をシェア

pagetop