Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
え!?だって、先輩が私のこと好きだなんて絶対冗談に決まっている!!
私は今の状況が理解できないから冗談だって決め付けていた。
黙っている私を見ていた先輩は、話し出した。
「ずっと…好きだった。いつも友達に向けてる無邪気な笑顔が可愛くて、いつも抱きしめたいって思ってた。前も体育館の入り口で抱きついた時…俺はお前が来るのをわざとずっと待っていたんだ。気づけばお前のことずっと目で追ってるようになってて…。最近やっと気づいたんだ…俺はお前に惚れてるって…。俺はお前が好きだ!!お前と一緒に居たい!!」
そう…先輩は言った。
嬉しい…嬉しいよ…嬉しすぎる…。
ずっとずっと遠い存在の人だって思ってたから…
しかも、両想いだったなんて…信じられないよっ!!!
神様っ!!!ありがとう!!私に試練を与えてくれて、乗り越えられたからこそ、私はこうやって幸せを感じられているんだと思う!!!
本当にありがとう!!!!
「…しもです。」
私は、先輩みたいにはっきりいえない…。
自分でも聞こえてないってわかってたけど、今の自分には声を張って言う気力がなかった。
さっきから私は、嬉し涙が流れ続けている。
「え?なんて?」
先輩は聞き返してきた。