Basket Ball Club〜ずっと大好き〜



「ちょ…ちょっ!!お前っ!!意外と大胆だなっ♪」

びっくりしていた先輩の表情は一瞬で嬉しそうな表情に変わっていた。


「ご…ごめんなさい。先輩の横顔…すごく綺麗だったから…。」

「いやいや、謝んなって!!すっげぇ嬉しいから。」

そう言いながら私の頭にポンポンッて手を置いてくれた。


幸せー…。

やっと私に現れた幸せな時間…。


本当に心の底から幸せだって実感できた…。


「やっぱり敬語…。」

先輩はちょっとしょんぼりした表情で言った。


「…わかりました!!」

そんな先輩見れるなんて幸せすぎて私は思わずこんな返事。


「えっ!?」

「でも、先輩と2人でいる時だけ、敬語使うのやめます!!」

「おっおぅ!!それだけで十分っ!!ありがとっ♪」

先輩はそう言うと私を抱き寄せた。


先輩とこんなに近い関係になるなんて信じられない…。


夢…じゃないよね?

私はゆっくり頬をつねる。



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