Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
私と目が合った秀二先輩が少し寂しい表情をして、
「お~い、未来。俺ずっと待ってたんだぞ?」
ってちょっと甘えた声で言ってきた。
それで私の心はまたきゅーって締め付けられるんだ。
「未来?行きなよっ!!」
「うんっ!!ありがとう!!またねっ!!」
私はガバンを手に取りドア方面に向かった。
「幸せにねっ!!」
後ろから掛かる大好きな友達の声。
「うんっ!!」
私は大きな声でそれに答える。
ドアに着いた瞬間ー…
秀二先輩が大きな声で、「よろしくなー!!」って言った。
「…え?」
私の何が?って思った。すると…
「未来をよろしくなっ!!」って…。
私…こんないきなり幸せになっていいの?
私の目から大きな涙が流れる。