Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
「ばっか!!!お前、同じクラスのくせに知らねぇのかよっ!?」
は?って私が聞く暇もなく、彼は怒鳴るように言ったあと、
「だからいつも楽しそうだよな…」
と、小さい声でぼやいた。
「え…?」
「なっ、何でもねぇよっ!!!」
私はこんなチャラい奴居たかなぁ?
と真剣に考えてみたけど、やっぱり思い当たらなかった。
「お前…人の話、聞く気あんのか?」
「え?あ…ごめんなさい。で、何か用…?」
この人が誰だろうと、もうどうでもいいやっ。
「おいっ!!!てめぇ人の話全っ然聞いてねぇじゃねぇかっ!!!」
彼はまた怒鳴るように叫んだ。