Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
「何か、あった?」
真央は私の顔を覗き込んで言ってきた。
そして、部活行かないの?と続けた。
「え?」
これっ!って何か呆れた表情でボールに指を指す。
「ボール…どした?やっぱ何かあった?」
「えっ!?あ、何でもないっ!!行く行くっ!!先輩いるかなっ♪」
私は真央に心配かけたくなかった。
でも…下手すぎた。
笑うってこんなに難しい事だったっけ?
明らかに作り笑顔って自分でもわかる。
引きつっていたからだ。