Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
真央はふぅ〜…と深く深呼吸をした。
「ねぇ、未来…?」
真央は突然真剣な表情をしながら言ってきた。
私も真剣な真央の表情に構える。
「………。」
真央は私の表情を確認しながら、話しを続けた。
「私たち、何で友達やってるの?」
「え?」
私はいきなりの質問でびっくりした。
それに対しての真央からの回答はなく真央は話しを続ける。
「辛い時、悲しい時、悩んでる時…話し聞いてあげて相手の悩みを取り除いてあげて、一緒に笑顔になる為に友達やってるんじゃないの?」
「………。」
私は真央の言っている事が正しいとは感じていても、返事ができなかった。
でも、真央はねぇ?そうじゃないの?って聞いてくる。
「未来が心開いて誰かに伝えないと、心の闇は誰にもわかってもらえないんだよ?私にだって話してくれないと、わからない事が沢山なんだよ?」
真央の表情は相変わらず真剣。