Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
喜怒哀楽
私は窓から見えるゆっくりとしたペースで流れる外の雲を眺めていた。
………何か、頭痛い。
「………未来!!」
「…………。」
「南未来っ!!!!」
……………っ!?
気が付くと先生が私の名前を何度も呼んでいた。
あ…空に夢中になりすぎた…。
「はっはいっ!!!」
ガタッ!!!っと椅子が音を立てながら、私はカバッ!と立ち上がる。
周りを見渡すと、クスクスッと笑っている声が聞こえる。
「…?お前どした?大丈夫か?」
さすがにこのテンパり用には先生も驚いたみたいで、目を見開いている。
「…はい。」
やだなぁ〜私…。
今まで返事忘れるまでぼーっとした事なんて、なかったのになぁ…。