Basket Ball Club〜ずっと大好き〜



体育館に入った瞬間、私たちの方を見ながら手招きをしている人がいた。


あ…慶太だ!!


どうやら真央に用があるみたいだ。


真央は戸惑っているみたいだ。


慶太の顔を見ながら、こっちを振り向きまるで、行ってもいい?って問い掛けているみたいだった。

「真央、呼んでるよ?」


私はニヤニヤしながらそう言い、真央の背中を押した。


真央は笑顔で、行ってくるっ!!と答え、慶太の所に急いで駆け寄って行った。



私は真央を見送った後に、先輩を探し始めた。


数秒も経たずに、私の視界の中には先輩の姿が映っていた。


< 76 / 216 >

この作品をシェア

pagetop