Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
体育館に入った瞬間、私たちの方を見ながら手招きをしている人がいた。
あ…慶太だ!!
どうやら真央に用があるみたいだ。
真央は戸惑っているみたいだ。
慶太の顔を見ながら、こっちを振り向きまるで、行ってもいい?って問い掛けているみたいだった。
「真央、呼んでるよ?」
私はニヤニヤしながらそう言い、真央の背中を押した。
真央は笑顔で、行ってくるっ!!と答え、慶太の所に急いで駆け寄って行った。
私は真央を見送った後に、先輩を探し始めた。
数秒も経たずに、私の視界の中には先輩の姿が映っていた。