Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
私が先輩に夢中していると、私の肩を誰かが叩いてきた。
はっ!?と我に返って振り返ると、ニヤけている真央が立っていた。
「あ、真央…どうだった?」
「何で昨日休んでたのか?って。」
「で、何て答えたの?」
私は不安な顔をしてしまった事に、ちょっとだけ後悔をしてしまった。
「あ、大丈夫!!追試って言っといたから。」
真央は優しい笑顔でそう言った。
でも内心は、気を遣わせてしまったなぁ…と思っていた。
私は精一杯の笑顔でお礼を言った。
正直、真央が慶太に話しちゃうんじゃないかって…少し不安になったけど、信じていてよかった。