Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
ガシャンッ!!!!!!
…!!?
私は肩を強く押されてフェンスに寄りかかっていた。
「痛っ!!なっ何ですかっ!?」
私が睨むとその人も睨み返してきた。
「お前…秀二の事狙ってんの?」
狙ってる…?私、何かしたっけ…?
ってか、この人…。
いつも秀二先輩の前をちらついてる、明らかにガラの悪い先輩だ。
「お前…?話し聞いてんのか?」
そういうと胸ぐらを掴んできた。
女のくせに口調が悪いな…。
「あ…すいません。」
な〜んで、私が謝らなきゃいけないのよ?
何も思い当たる事なんて、ないのになぁ…。
「まだ軽い方だからここまでにしておくけど、もう秀二に近づくんじゃねぇぞ?わかったのか?」
私は返事をせずに頷いた。
「話しかけられたからって調子乗んなよっ?」
私は、先輩の話しをただ聞いていた。
すると、先輩たちはチッと舌打ちをすると私を睨み、どっかへ消えて行った。
私はそこからすぐには立ち上がる事が出来なかった。