Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
「なっ何でもねぇけど…。」
相変わらず彼女は、何かを必死に隠そうとしている。
俺が顔を覗き込むと…何故か耳が赤く、もっと顔をうずくめた。
……?
俺は鈍感だから、何も気付かなかった。
「お〜い!!大丈夫なのか〜?保健室行くか?」
俺はそう言いながら彼女の肩に手を置くと、俺の手を勢いよく振り払った。
それと同時に彼女は教室を出て行った。
「…?何なんだよ…人が心配してんのに。」
俺は心配だったが、追いかけようという意志は全くなかった。