Basket Ball Club〜ずっと大好き〜
私たちはとりあえず部活に向かった。
あー…今、一番私が会いたくない人…。
そう…あの先輩。会いたくなかった。
でも秀二先輩の周りの女子に混じって絶対いるんだ。
うっ…目が合った。
明らかに先輩は邪魔するなっ!!って目で訴えている。
「はぁ〜…」
私がそう深くため息をつくと、真央は何かを感じたのか私の肩に手を回してきて、ポンポンッとたたきながら、
「未来、大丈夫。私がついてるから心配しないで。」
って言ってくれた。
私が本当に落ち着く言葉を真央は優しく言ってくれた。
だから今日の部活も頑張れたんだ。
私たちはテキパキと片付けを済ませて、終わりの挨拶をしたら誰よりも早く校舎を出た。