恋雪

その学級会で俺はなんとかイジメを終わらせようとした

その子にしたこと全てをみんなの前で全部言って謝ってもらって

「解決したの?」

「いや、ただ加害者と被害者がかわっただけだった」

「え、なにそれ」

「今度はクラスでその子を無視して嫌がらせしはじめたんだ」

やられたらやり返すそんなくだらない感情で自分がやられて嫌だったことを

そのままその子にやり返して

「そんなの無意味じゃん」

「だからまた俺は止めようとした、でも間に合わなかった」

「え・・・」

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